「もち麦を白米に混ぜるとき、水はどれくらい足せばいいの?」
答えは、足したもち麦の重さの、約2倍の水です。
白米2合にもち麦50gなら、水を100ml足します。
白米の水はいつもどおり目盛りに合わせ、そこにもち麦の分の水を上乗せすると考えると、炊くたびに迷わずに済みます。
袋に混ぜる量と水が書かれていれば、そちらに合わせます。

もち麦・押麦・雑穀ミックス・古代米の違い
白米に混ぜて炊くものは、大きく分けて大麦の仲間、いろいろな穀物を合わせた雑穀ミックス、色の濃い古代米の3つです。
| 種類 | どんなものか | 炊いたときの食感・見た目 |
|---|---|---|
| もち麦 | もち性の大麦。粘りのもとになるでんぷんが多い | ぷちぷち、もちもち |
| 押麦 | うるち性の大麦を蒸して、平らに押したもの | つるっと、あっさり |
| 雑穀ミックス(十六穀など) | あわ・きび・ひえ・はと麦・黒米などを合わせたもの | 粒の大きさがまちまちで、いろいろな食感が混ざる |
| 黒米 | ぬかの部分が黒紫色のお米 | ご飯全体が紫色に染まる |
| 赤米 | ぬかの部分が赤褐色のお米 | ご飯がうすい赤色になる |
もち麦と押麦は、どちらも大麦です。

見た目は似ていますが、もち麦は粘りが出るもち性、押麦はうるち性で、食感がはっきり違います。
白米に混ぜてもちもち感を出したいならもち麦、あっさり食べたいなら押麦、と選び分けます。
雑穀ミックスは、商品ごとに入っている穀物の種類と配合が違うので、袋の原材料の欄を見て選びます。
はと麦や大麦が多いものは粒の食感が強く、あわやきびが多いものは小さな粒がご飯になじみます。
食べる場面で選び分ける
| こんなご飯にしたい | 選びやすいもの | 理由 |
|---|---|---|
| おにぎりやお弁当 | もち麦(少なめ〜ふつう) | 粘りがあって、ご飯がまとまりやすい |
| あっさりしたご飯が好き | 押麦 | 粘りが少なく、白米の食感に近い |
| いろいろな食感を少しずつ | 雑穀ミックス | 粒の大きさの違う穀物が一度に入る |
| ご飯の見た目を変えたい日 | 黒米・赤米、黒米入りの雑穀ミックス | 少しの量で、ご飯に色がつく |
はじめて買うなら、小さめの袋か、1回分ずつの小分けの袋を選ぶと、家族の好みに合わなかったときにも使いきりやすくなります。
白米に混ぜる割合と、足す水の量
もち麦は、白米2合に50gから
| 混ぜ方 | 白米 | もち麦 | 足す水 |
|---|---|---|---|
| 少なめ | 2合 | 25g | 50ml |
| ふつう | 2合 | 50g | 100ml |
| 多め | 2合 | 100g | 200ml |

白米の水は、ふだんどおり内釜の白米の目盛りに合わせます。
そこに、もち麦の重さの2倍の水を足すと、炊きあがりのかたさが白米だけのときと近くなります。
多めにするほど、もち麦のぷちぷちした食感が強くなります。
はじめてのときは、少なめか、ふつうから始めます。
多めにすると全体の量が増えるので、炊飯器の最大の合数を超えないかも確かめます。
白米を3合にするなら、もち麦は75g、水は150mlのように、白米1合につきもち麦25gと水50mlの割合で増やします。
雑穀ミックス・黒米は、袋の表示に合わせる
雑穀ミックスは、白米何合に何袋、水は何mlと袋に書かれていれば、その量に合わせます。
書かれていないときは、もち麦と同じく、足した量の2倍くらいの水を目安にして、炊きあがりを見て次の回の水を決めます。
黒米は少しでも色がしっかり出るので、白米2合に大さじ1杯ほどから試します。
ご飯全体が紫色になるので、お弁当や、色を気にする料理に合わせるときは、量を控えめにします。

黒米や赤米は、ぬかの層が残ったまま売られているものだと、白米より水を吸いにくくなります。
その場合は、洗うときは色が流れ出ないようさっとすすぐ程度にして、浸水を白米より長めにとると、粒のかたさが残りにくくなります。
もち麦ごはんの炊き方
白米は、ふだんどおりに研いで、水を切ります。
内釜に白米を入れ、炊く合数の白米の目盛りまで水を入れます。
もち麦を入れる前に合わせておくと、目盛りが読みやすくなります。
もち麦を加え、もち麦の重さの2倍の水を足します。
袋に「洗わずに使える」とあれば、もち麦はそのまま入れてかまいません。

もち麦が上に浮いて片寄らないよう、底から軽く混ぜます。
白米と同じように、30分ほど浸水させてから炊きます。

炊きあがったら、底から大きく混ぜて、もち麦を全体に行きわたらせます。
ふたを開けると熱い蒸気が上がるので、顔を近づけずに開け、内釜を本体から出すときは鍋つかみを使います。

炊飯器に雑穀米のコースがある機種なら、それを使ってもかまいません。
水の合わせ方は、取扱説明書に書かれた方法に従います。
白米の研ぎ方と浸水の時間は「お米の研ぎ方と浸水時間、研ぐ回数・水の温度・夏と冬の違い」で扱っています。
かたい・べちゃっとしたときは、足した水を見直す
- かたい、ぼそぼそする: もち麦の分の水を足し忘れたか、浸水が短い。次は2倍の水を足し、30分ほど浸水する
- べちゃっとする: 白米の水を目盛りより多く入れたうえに、もち麦の分も足している。次は白米の目盛りを先に合わせてから足す
- もち麦だけが上に集まる: 炊く前に混ぜていない。浸水の前に底から軽く混ぜる
- 雑穀の風味が強すぎると感じる: 量が多い。次は少なめの量から
直すときは、水か量のどちらか一つだけを変えて、次の回の炊きあがりを見ます。
混ぜて炊いたご飯の、よいところと気になるところ
混ぜる量は、食感の好みとおなかの調子を見ながら決めます。
玄米を混ぜる場合は、浸水の時間がまったく違うので、もち麦や雑穀と同じ扱いにはできません。
玄米を白米に混ぜる手順は「玄米と白米の違いとデメリット、向き不向きと、白米に混ぜはじめる割合」で取り上げています。
小さな子どもや、噛む力・飲み込む力が弱くなった方に出すときは、粒がのどに詰まらないよう、量や食べ方に気を付けます。
持病があって食事に気を付けている方も含めて、心配なときは、医師や管理栄養士に相談してから決めます。
炊く前に気になること
- もち麦は洗ったほうがいい?
-
袋の表示に従います。
「洗わずに使える」とあればそのまま、洗う場合は目の細かいざるで軽くすすぎ、白米の水とは別に、足す水を量ります。
- 玄米コースで炊いてもいい?
-
白米にもち麦や雑穀を混ぜたご飯は、白米コースか、雑穀米のコースで炊きます。
玄米コースは玄米のための長い時間と火加減なので、白米が中心のご飯には向きません。
- もち麦だけで炊ける?
-
もち麦だけをゆでて、サラダやスープに入れる食べ方もあります。
ご飯として食べるなら、白米に混ぜるほうが食べやすく、炊飯器の水も合わせやすくなります。
- 雑穀米も浸水がいる?
-
白米と同じく、30分ほど浸水させてから炊くと、雑穀にも水がなじみます。
袋に浸水の時間が書かれていれば、それに合わせます。
開けた袋と、炊いたご飯の残し方
もち麦や雑穀は乾物ですが、開けた袋をそのまま置くと、湿気を吸ったり、虫がついたりします。
袋の口をしっかり閉じるか、ふたの閉まる容器に移して、涼しく湿気の少ない場所に置きます。

暑い時期は、冷蔵庫に入れておいてもかまいません。
炊いたもち麦ごはんが残ったら、白米と同じように、温かいうちに1食分ずつ包んで冷凍します。
包み方と温め直しは「炊いたご飯の冷凍保存、ラップ・容器・解凍の手順と、冷凍に向く炊き方」にまとめています。
2合に50gで物足りなければ100gへ、多いと感じたら25gへ。
どの量でも、足す水はもち麦の重さの2倍です。
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