12月に入り、今年のふるさと納税の残りをお米にしようと、返礼品の一覧を開く。
並んでいるのは、10kgの一括、5kgずつ毎月届く定期便、無洗米、玄米と、同じ産地でも受け取り方がばらばらの返礼品です。
お米は毎日食べるものなので、受け取り方を間違えると、置き場所に困ったり、食べきる前に風味が落ちたりします。
お米の返礼品は、1か月に食べる量→一度に届くか定期便か→白米・無洗米・玄米のどれで受け取るか→届く時期の順に決めると迷いません。
寄附できる金額の上限は収入や家族構成で変わるので、各サービスのシミュレーターや、お住まいの市区町村で確かめてから選びます。
最初に決めるのは、1か月に食べるお米の量
返礼品を見比べる前に、家で1か月にどのくらいお米を食べるかを出しておきます。
目安になるのは、白米1合がおよそ150gという重さです。
1日に炊く合数に30日をかけると、1か月の量の見当がつきます。

| 1日に炊く量 | 1か月の量の目安 | よくある家族の例 |
|---|---|---|
| 1合 | 約4.5kg | ひとり暮らしで毎日自炊 |
| 2合 | 約9kg | 2人暮らし |
| 3合 | 約13.5kg | 3〜4人家族 |
| 4合 | 約18kg | 食べ盛りの子どもがいる4人家族 |
お弁当の日が多い、週末だけ多めに炊くといった家は、1週間に炊く合数から数えると実際に近くなります。
量が決まったら、1袋の大きさを見る
同じ10kgでも、10kg1袋で届くものと、5kg2袋で届くものがあります。
袋を開けたお米は空気に触れて少しずつ風味が落ちるので、開けてから食べきるまでが短い、小さめの袋のほうが扱いやすくなります。
10kgの袋は重く、玄関から台所に運ぶのも、米びつに移すのもひと苦労です。

2kgや5kgの小分けで届けば、まだ開けていない袋をそのまま涼しい場所に置いておけます。
一度に届く返礼品か、定期便か
量が決まったら、それを一度に受け取るか、何回かに分けて受け取るかを選びます。
定期便は、1回の寄附で、決まった量のお米が毎月や隔月など決まった間隔で届く返礼品です。
| 受け取り方 | 届き方 | 置き場所 | 鮮度の考え方 | 向く家庭 |
|---|---|---|---|---|
| 一括 | 寄附した分がまとめて届く | 全部を置ける場所が要る | 後半に食べる分は、届いてから時間がたつ | 食べる量が多く、置き場所に余裕がある |
| 定期便 | 1回分ずつ届く | 1〜2か月分の場所で足りる | 届くたびに新しい袋を開けられる | 置き場所が少なく、毎月食べる量が決まっている |

定期便を選ぶ前に見ておくこと
- 回数と1回の量が、1か月に食べる量と合っているか
- 届く間隔(毎月・隔月・年に数回)
- 初回の発送月(申し込んですぐ始まるとは限らない)
- 届く日の指定ができるか、不在のときはどうなるか
- 期間中に引っ越しの予定がないか
途中で量や間隔を変えられるかは自治体ごとに違います。
変えられない前提で、食べる量より少し少なめを選んでおくと、余らせずに済みます。
選び方の例(2人暮らしで1日2合)
1か月に食べる量は約9kgです。
10kgが毎月届く定期便だと、ひと月に約1kgずつ余っていき、半年で約6kgたまります。
5kgが毎月届く定期便にして、足りない分をふだんの買い物で補えば、余らせずに食べきれます。
白米・無洗米・玄米、どの形で受け取るか
同じ品種でも、精米の仕方によって届いてからの手間が変わります。
| 受け取る形 | 届いてからの手間 | 向く人 |
|---|---|---|
| 白米 | ふだんどおり研いで炊く | 迷ったらこれ |
| 無洗米 | 研がずに水を入れて炊ける。水加減は無洗米の目盛りに合わせる | 平日に研ぐ時間を減らしたい |
| 玄米 | 玄米のまま炊くか、食べる分だけ精米する | 玄米ご飯を炊く、精米したてを食べたい |

返礼品の中には、「発送の直前に精米」と書かれたものがあります。
届いた時点で精米からの日数が短いので、白米の鮮度を気にする人に向いています。
玄米で受け取って白米として食べる場合は、家庭用の精米機か、近くのコイン精米機が要ります。
精米の手間と、通う場所を続けられるかを先に考えておくと、玄米が残ってしまうことを防げます。
返礼品のページで確かめる表示
内容を決めたら、申し込む前に返礼品のページで次の表示を確かめます。
申し込む前に見ておく表示
・品種・産地・産年(どこで、いつ収穫したお米か)
・白米・無洗米・玄米のどれか
・内容量と袋の内訳(10kg1袋か、5kg2袋か)
・精米する時期(発送の直前に精米するか)
・発送の時期と、定期便なら回数・間隔・初回の発送月
・日時指定ができるか
産年と精米時期は別のもの
産年はお米を収穫した年で、精米時期は玄米を精米した時期です。
お米の袋では、精米時期は年月日か、上旬・中旬・下旬で書かれています。

新しい産年のお米でも、精米から時間がたてば炊いたときの香りは落ちていきます。
届いたら袋の精米時期を見て、古いほうから開けると、おいしいうちに食べきれます。
「複数原料米」と書かれていたら
袋の原料玄米の欄に「複数原料米」とあれば、産地・品種・産年の違うお米を混ぜたものです。
質が悪いという意味ではありません。
ただ、特定の品種を食べたくて選ぶなら、品種の名前が書かれた「単一原料米」の返礼品を選びます。
届く時期と、年内に寄附を済ませるときの注意
お米の返礼品は、申し込んだ日とお米が届く日が数か月離れることがあります。
控除がどの年の分になるかと、手元のお米が切れないかは、別々に考えておきます。
控除の年は、お米が届いた日ではなく寄附をした日で決まる
ふるさと納税の控除は、1月から12月までの1年ごとにまとめて扱われます。
12月に寄附をして、お米が届くのが翌年になっても、寄附をした年の分として数えます。
ただし年末は申し込みが集中し、支払い方法によっては入金の確認に日数がかかることがあります。
12月31日のぎりぎりに申し込むと、支払いが年内に終わらず、翌年の分になってしまうことがあります。
年内の分にしたいなら、すぐに決済が終わる支払い方法を選び、日にちに余裕をもって申し込みます。
年末年始と新米の先行予約は、届くのが先になる
自治体や生産者によっては、年末年始に発送を休むことがあります。
「新米の先行予約」の返礼品は、次の秋の収穫を待ってから発送されます。
発送時期の欄には「申し込みから◯か月以内」「◯月下旬から順次」のように書かれているので、手元のお米がなくなる時期と照らし合わせます。
届くまでのお米は、別に用意しておきます。
控除の手続きは、ワンストップ特例か確定申告
確定申告をしない会社員などで、寄附先が5団体以内なら、ワンストップ特例を使えます。
使うときは寄附先の自治体ごとに申請書を出し、寄附した翌年の1月10日までに届くようにします。

同じ自治体に何回寄附しても1団体と数えますが、申請書は寄附のたびに出すのが基本です。
6団体以上に寄附した人や、医療費控除などで確定申告をする人は、ふるさと納税の分も翌年2月〜3月の確定申告で手続きします。
寄附は、控除を受ける本人の名義で行います。
どこで申し込むか、ポータルサイトと自治体の窓口
申し込みは、ふるさと納税のポータルサイトか、自治体のホームページなどから行います。
ポータルサイトは、いくつもの自治体の返礼品をまとめて探せるのが便利なところです。
さとふるのようなポータルサイトなら、お米の返礼品を定期便や精米の形など、条件をしぼって探せます。
さとふる(ふるさと納税のポータルサイト)
ふるさと納税のポータルサイトです。返礼品の内容・容量・届く時期は、各返礼品のページで確かめます。控除の上限額はシミュレーターで目安を出し、正確な額は市区町村で確認します。![]()
同じ返礼品でも、扱っているサイトと扱っていないサイトがあります。
申し込む前に、ワンストップ特例の申請書の受け取り方や、オンラインで申請できる自治体かどうかも見ておくと、年明けの手続きが楽になります。
届いたお米の置き場所
届いたお米は段ボールから出して、直射日光の当たらない涼しい場所に置きます。

開けた袋は口をしっかり閉じるか、密閉できる容器や米びつに移します。
冷蔵庫の野菜室に入る量なら、ペットボトルや保存容器に小分けしておくと、暖かい季節も風味を保ちやすくなります。

コンロのそば、シンクの下、暖房器具の近くは、温度や湿気が上がりやすい場所です。
まとめて届いたお米ほど、置き場所を先に決めてから受け取ります。
お米のふるさと納税、よくある疑問
- お米が余ってしまいそうなときは?
-
定期便なら、自治体によっては届く日や間隔を変えられることがあるので、早めに寄附先の自治体か申し込んだサイトに問い合わせます。
手元のお米は小分けにして野菜室に移し、精米時期の古い袋から使います。
- 控除の上限を超えて寄附したらどうなる?
-
上限を超えた分は控除されず、そのまま自己負担になります。
年末に追加で寄附するときは、その年にすでに寄附した合計額を確かめてから申し込みます。
- 家族のクレジットカードで支払ってもいい?
-
控除を受けられるのは、寄附をした本人です。
寄附者の名義と支払いの名義は、本人でそろえておくのが確実です。
- 12月に申し込むと、新米が届く?
-
秋に収穫したお米を年内に発送する返礼品なら、その年に収穫したお米が届きます。
産年と発送時期は返礼品ごとに書かれているので、申し込む前にページで確かめます。
最初の申し込みは、1か月に食べる量より少し少なめの定期便から始めると、置き場所にも鮮度にも無理が出にくくなります。
関連記事
- 関連記事:➔ もち米の炊き方とうるち米の違い、おこわ・赤飯の水加減と炊飯器の使い方
- 関連記事:➔ お米の保存方法、夏と冬の置き場所と、冷蔵庫の野菜室・保存容器の選び方
- 関連記事:➔ 米びつの選び方、5kg・10kg・冷蔵庫に入るタイプのサイズと素材の見方





コメント