レシピの「米2合」を、料理用の200mlの計量カップで2杯量って炊くと、お米は2合より1割ほど多くなります。
その量のまま、炊飯器の2合の目盛りまで水を入れると、水が足りずに、かためのご飯に仕上がります。
米の1合は180mlで、白米なら重さは約150gです。
この2つの数字と、カップとはかりの使い分けがわかれば、水加減で迷うことはぐっと減ります。
台所に貼っておきたい換算メモ
・1合 = 180ml = 白米で約150g
・料理用のカップ(200ml)1杯は、約1.1合
・水の目安は、洗う前のお米の体積の約1.2倍(1合なら200〜220ml前後)
・炊きあがりは、1合で約330g(茶碗に軽く2杯ほど)

1合は「180ml」、白米の重さにすると約150g
「合」は体積の単位
「合」は、昔から日本で使われてきたかさ(体積)の単位で、1合は約180mlです。
10合で1升になり、1升は約1.8Lです。
炊飯器の「5.5合炊き」「1升炊き」も、この単位で何合まで炊けるかを表しています。
1合のお米を重さに直すと、白米で約150gです。
体積は決まっていても、重さはお米の種類や乾き具合で少し前後するので、150gは白米のときのおおよその目安と考えます。
何合炊くと、どのくらいのご飯になるか
| 合数 | お米の体積 | 白米の重さ | 炊きあがりの目安 |
|---|---|---|---|
| 1合 | 180ml | 約150g | 約330g(茶碗に軽く2杯) |
| 2合 | 360ml | 約300g | 約660g(茶碗に軽く4杯) |
| 3合 | 540ml | 約450g | 約990g(茶碗に軽く6杯) |
炊いたお米は水を吸って、重さが2倍あまりになります。
家族で1回に食べる杯数がわかっていれば、何合炊けばよいかが逆算できます。
たとえば夕食で4杯、翌日のお弁当で1杯なら、3合炊いて、残りを冷凍に回すといった決め方ができます。
5kgの袋なら、約33合です。
1日に何合炊くかで割れば、1袋が何日でなくなるかの見当がつき、米びつの大きさや、次に買うタイミングも決めやすくなります。
米びつの大きさの決め方は「米びつの選び方、5kg・10kg・冷蔵庫に入るタイプのサイズと素材の見方」でまとめています。
計量カップで量る、米用と料理用の違い
お米を量るカップには、炊飯器についてくる米用のカップ(180ml)と、料理用の計量カップ(200ml)の2種類があります。
見た目が似ているので取り違えやすいのですが、200mlのカップで量ると、1杯ごとに約20ml、お米が多くなります。
3合炊くなら、1合分の3分の1ほどがよけいに入る計算です。
炊飯器の内釜の目盛りは、付属の米用カップで量ったお米に合わせてつくられています。
炊飯器で炊くなら、お米は付属の米用カップで量るのがいちばん確実です。
米用のカップをなくしてしまったときは、料理用のカップの200mlの線より少し下が目安です。
ただ、目分量だとずれが出やすいので、はかりで150gか、大さじ12杯で量るほうが確実です。
すり切りの量り方
カップでお米を量るときは、ふんわりすくって、ふちの上を平らなもので払うのが基本です。
菜箸やカードを、カップのふちに沿ってすべらせると、毎回同じ量にそろいます。

量がずれやすい量り方
・カップを袋や米びつにぐっと押しこんですくう(お米が詰まって多くなる)
・山盛りのまま入れる
・すくったあと、カップをトントンたたいてならす(すき間が詰まる)
・ふちより下で止めてしまう(少なくなる)
計量式の米びつを使っている場合は、ボタンやレバーで出てくる量が1合ずつなのか、0.5合ずつなのかを一度確かめておきます。
1回で何合分出るかを知らないまま使うと、気づかないうちに量がずれます。
はかりで量ると、ぶれが少ない
カップで量るお米は、詰まり方によって量が少し変わります。
はかりで重さを量れば、詰まり方に関係なく、毎回同じ量になります。
キッチンスケールにボウルをのせて、表示を0に戻してからお米を入れ、1合なら150g、2合なら300gを目安に量ります。

水も、はかりで量れます。
水は1mlがほぼ1gなので、お米を入れたボウルや内釜をのせたまま表示を0にして、水を注げば、そのまま水の量がわかります。

鍋で炊くときのように、内釜の目盛りがない場面では、はかりがあると水加減がぐっと楽になります。
グラムで書かれたレシピのときは
「米300g」とあれば2合、「米450g」とあれば3合と読みかえます。
反対に、合数で書かれたレシピをはかりで量るなら、1合を150gとして計算します。
カップもはかりもないときは、大さじで
旅先や引っ越したばかりで、米用のカップもはかりもないときは、計量スプーンの大さじが使えます。
大さじ1杯は15mlなので、大さじ12杯で180ml、つまり1合です。
お米も水も、大さじにすくって、ふちで平らにすり切って数えます。

2合なら24杯と数が多くなるので、1合ずつ別の器に分けておくと、数え間違えにくくなります。
お米の種類によって、1合の量り方と水が変わる
同じ1合でも、お米の種類によって、カップに入る量や、合わせる水の量が違います。
重さは白米と近い150g前後ですが、無洗米は同じ1合でも少し重くなり、品種や乾き具合でも前後するので、レシピにグラムで書かれているときは、はかりで量ります。
| お米 | 量るときの注意 | 水加減の考え方 |
|---|---|---|
| 白米 | 米用のカップですり切り | 体積の約1.2倍。炊飯器は白米の目盛り |
| 無洗米 | 同じカップだと多めに入る。無洗米用のカップかはかりで | 普通のカップなら少し多め。無洗米の目盛りがあればそこまで |
| 玄米 | 米用のカップですり切り | 白米よりかなり多め。炊飯器は玄米の目盛りかコース |
| もち米 | 米用のカップですり切り | 白米より少なめ。おこわの目盛りがあればそこまで |
| 雑穀・もち麦 | お米とは別に、袋の表示の量を足す | 足した雑穀の分だけ水を足す。量は袋の表示に従う |
無洗米の水の合わせ方は「無洗米のメリット・デメリット、普通のお米との違いと炊き方」で、もち米の水加減は「もち米の炊き方とうるち米の違い、おこわ・赤飯の水加減と炊飯器の使い方」で詳しく書いています。
玄米は、浸水の時間も水の量も白米とは大きく違うので、白米の目盛りで炊かず、炊飯器の玄米の目盛りかコースを使います。
水加減は、「1.2倍」を出発点にする
白米の水加減は、洗う前のお米の体積の約1.2倍が基本です。
1合(180ml)なら約216mlで、実際には200〜220ml前後で好みに合わせます。
重さで考えるなら、お米の重さの1.3〜1.5倍の水が目安です。
気を付けたいのは、洗ったあとのお米で水を量らないことです。
洗ったお米はすでに水を吸っているので、洗ったあとの量に合わせると水が足りなくなり、かためのご飯になります。
お米の状態と、料理に合わせて動かす
- 新米: 粒に水分が多いので、ふだんの目盛りよりやや控えめから試す(減らすのは1合につき大さじ1杯ほどまで)
- 精米から日がたったお米・古米: 乾いているので、少し多めにする
- すし飯: 合わせ酢の水分が加わるので、少し控えめに炊く
- 炊き込みご飯: しょうゆやだしの分も水に含めて、全体の量を合わせる
- おにぎりやお弁当: 冷めてもべたつかないよう、やわらかくしすぎない
水を動かすときは、1合につき大さじ1杯くらいずつにとどめます。
一度に大きく変えると、ちょうどよい加減を通りすぎてしまいます。
炊飯器の内釜の目盛りを読むときのコツ
炊飯器の内釜には、白米・無洗米・玄米・おかゆなど、お米ごとの目盛りが刻まれていることがあります。
炊く種類に合った目盛りの、炊いた合数の線まで水を入れます。
- 内釜を平らな場所に置いて、真横から見る(斜めから見ると、線がずれて見える)
- お米の表面を平らにならしてから水を入れる
- 目盛りの線と水面を、目の高さを合わせて見る
- 炊飯器の最大の合数を超えて炊かない(吹きこぼれや炊きむらのもとになる)
- 1合など少ない量は線が見づらいので、明るいところで確かめる

目盛りは、あくまでその炊飯器の標準のかたさに合わせた線です。
かためが好み、やわらかめが好みなら、線を基準に少し上下させて、家の好みの位置を決めます。
細かな目盛りの意味や、少量のときのコースは、炊飯器ごとに違うので、取扱説明書で確かめておきます。
内釜に水を入れるときの注意
炊飯器の本体に内釜を入れたまま水を注がないようにします。
本体の内側に水がこぼれると、故障の原因になることがあります。
水は、内釜を取り出して、シンクや台の上で合わせます。

お米の量り方でいちばん差が出るのは、カップの取り違えです。
料理用の200mlのカップは、米びつのそばに置かないようにして、お米には付属の米用カップだけを使うと決めておけば、水加減はそれだけでそろいます。
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